欅材の色やツヤについて

欅は色合いの個体差が激しい樹種でもあります。同じ木でも辺材が淡い黄褐色、心材が黄褐色から黄赤褐色を帯びており、辺心材の境目がはっきりしているのが特徴です。こうした白っぽい、黄色っぽい、褐色っぽい材など様々です。
また、欅を製材した時、芯が赤い材を通称「赤ケヤキ」、芯が白っぽい黄色っぽい材を「青ケヤキ」と呼んでいます。観賞価値が高いのは赤ケヤキの方で、それに伴って取引される価格も赤ケヤキの方が高価になります。

■ 欅材(けやきざい)の色味とツヤのポイントです。以下に詳しくご紹介します。

赤ケヤキ:芯材が赤みを帯びており、観賞価値が高く高級品として扱われます。
青ケヤキ:芯材が白っぽく、辺材の割合が多いもの。価格は比較的抑えめです。
色味については、その他にもオレンジ色・黄色・金色・白褐色など、製材してみないと分からない色合いが現れます。また、経年変化により朱色やこげ茶色に深まっていくのも欅色味の魅力です。

ツヤの特徴については、欅材は磨くことで驚くほどの光沢を放ちます。とくに硬い欅材は丁寧に磨くことでより一層の艶やかで自然なツヤが出てきます。仕上げ方法については、拭き漆、オイル仕上げ、ウレタンン塗装などがあります。ツヤが強い場合は、コーティングによるものか自然なものかを確認するのが大切です。

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